お金がない時どうしてる?みんなの知恵や解決策まとめ

キャッシングする利用者ってどんな人なの?みんなの年齢や使い道

お金がないけどお金が必要…となった時に、どうしようと思いますか?

家族や友人から借りる…なんていう選択肢を選ぶ方もいるでしょう。しかし、なかには、「家族や友人にはお金がないことを知られたくない!」という方もいらっしゃるかもしれません。

そういった方が、検討をするのがキャッシングです。世の中、銀行カードローンや、消費者金融のキャッシングなど、多くの商品が出回っています。

それでもやっぱり、初めて利用するのって緊張するし、ちょっと怖いですよね。

自分のような立場の人が利用しているのかな…と思うかもしれません。

今回は、キャッシングにはどのような利用者がいるのか調べてみました。

日本中で一体どのくらいの人がキャッシングをしているの?

お金がなくてキャッシングしようとしているのはもしかして自分だけじゃないだろうか…やりくりが上手にできない自分はダメなんじゃないだろうか…なんて思ってしまうこともあるかもしれません。

まずは、日本でどのくらいの人がキャッシングをしているのかを見ていきましょう。

1,000万人以上の人が貸金業者を利用している!

日本貸金業協会の情報によりますと、平成29年10月の段階で日本の20歳以上の人口約10,512万人に対し、約1,076万人の方が貸金業者を利用しています。

貸金業者とは、消費者金融などキャッシングを業種としている業者のことを指しています。

つまり、日本の成人では約10人に1人が貸金業者を利用しているということなのです。

結構多いと思いませんか?

でも、「キャッシングしてる」なんて話周りの人から聞かないけど…と思われるかもしれません。しかし、よく考えてみてください。「お金ないからキャッシングしちゃった」なんて言う話、普通周りの人にはしませんよね。

周りに知られていないだけで、キャッシングを利用しているという人が実は多いのだということなのです。

平均で借り入れしている金額は50万円超!

キャッシングの利用の場合は、多くが無担保・無保証ですよね。そのような種類のキャッシングを一人当たりどのくらい利用しているのでしょうか?

日本貸金業協会では、平成29年10月の情報で無担保・無保証での借入の借り入れの借入残高は約52.8万円と発表しています。

結構な大金ですよね。

また、平均借入件数は約1.5件となっていて、キャッシングを利用している人は大体1~2件程度の所から借り入れしているということが分かります。

借入件数で見ていくと、株式会社日本信用情報機構の『「信用情報提供等業務に関連する統計」の公表に関するお知らせ』(平成29年10月度)では、5件以上借り入れしている人も9.2万人いるとしています。

一人あたりの平均残高は200万円以上で、借入件数が増えるとその金額も大きくなっています。

教えて!どんな人が借り入れしているの?

では、次にどんな人が借り入れしているのか見ていきましょう。

自分と同じような人が借り入れしている…とわかるとちょっとホッとするかもしれませんね。

ここからの情報は日本貸金業協会の「年次報告書(JFSA白書)平成28年度版」を参考にしています。

借り入れしている人の多くが正社員!

では、まずどのような職種の方が借り入れをしているのかを見ていきましょう。以下の表では各職種の人の割合を%で表しています。

職種
給与所得者
(正社員)
54.4
給与所得者
(派遣社員・契約社員・パート・アルバイトなど)
18.7
自営業者 8.7
会社・団体の経営者・役員 4.2
公務員・非営利団体職員 3.1
士業
(教職員・医師・弁護士など)
2.9
専業主婦(主夫) 1.2
その他 6.7

(データ元:日本貸金業協会刊行年次報告書(JFSA白書)平成28年度版)

こうしてみると、やはり正社員で働いている方の利用が多いということが分かります。

専業主婦(主夫)の方の利用が少ない!と感じるかもしれませんが、これは貸金業法の総量規制が大きく関係しています。

    • 総量規制とは…

貸金業者(消費者金融など)が貸し付けを行う際に、借入希望者の年収の1/3を超える金額を貸付してはならないという決まり。この融資限度額は1社のみの金額ではなく、貸金業者すべての融資の合計金額の総額となっているので注意が必要です。

この総量規制があるため、専業主婦(主夫)の方をはじめ自ら収入のない方は借り入れが基本的にはできません。

ならなんで専業主婦(主夫)の利用者がいるの?というと、それは、配偶者貸付制度というものがあるからです。

配偶者貸付制度は、配偶者の同意があれば専業主婦(主夫)でも借り入れできるというものになります。ただし、借り入れするには配偶者の同意書や所得証明などの提出が必要となるので、取扱い業者も多くありませんし、利用者はそこまで多くないようです。

意外と女性の利用者も多いの?

キャッシングというと男性のイメージが強いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?

男女の割合を見てみると、男性が67.8%、女性が32.2%でした。

近年は、女性も社会進出をしており、働いている方が多いのでキャッシングをしやすい状況になってきています。

特に結婚して主婦になると家計を任されている…という方も多いのではないでしょうか。日々の生活の中で、お金が足りないけど夫に相談するのも…となり、キャッシングを利用する方もいらっしゃるのです。

また、年齢別で調べてみると、最も利用が多いのは40代であるということが分かりました。

どんな理由で借り入れをする利用者が多いの?

キャッシングをしたい!と思う時はどんな時でしょうか?もちろんお金がないけど必要となった時ですが、そうなる理由は様々です。

続いては、キャッシングをするときにどのような理由で申し込みをするのかを見ていきましょう。

キャッシングの理由は日々の生活費が案外多い!

キャッシングをする理由は人それぞれですが、借り金業者に申し込みをする際に、使途を記しますよね。

その時に、どのようなものが多いのでしょうか。

資金使途
(複数回答)
趣味・レジャー 29.3
食費 16.3
家賃(住宅ローン含む)支払い 13.8
自動車関連費用(車検なども含む) 9.0
医療費 8.1
衣料費 8.1
納付などの支払い 7.7
ギャンブル 5.4
その他 55.1

(データ元:日本貸金業協会刊行年次報告書(JFSA白書)平成28年度版)

このグラフの回答は複数回答の結果となっており、回答総数に対するそれぞれの割合が算出されています。

最も多いのは趣味・レジャー費ですが、食費や家賃、医療費、衣料費などの日常生活に必要なお金のために借り入れを希望する方も多くいることが分かります。

また、中には、税金の納付のためにキャッシングを希望している方や、ギャンブル目的で申し込みをするという方もいらっしゃるようです。

基本的には、キャッシングは使途が自由となっていることが多いので、様々な目的で利用することができます。ただし、ギャンブルのために借り入れをする…というのは決して健全な利用方法とは言えませんので、注意しましょう。

ただ、こうしてみると比較的キャッシングが日常生活にも密着しているということが分かるのではないでしょうか。

お金がない時にキャッシングを利用する人は意外に多い

いかがでしたでしょうか。

ここまでキャッシングをどのような人が利用しているのかということを見ていきました。案外お金がない時にキャッシングを利用する人が多いということに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人もしているから自分も…と安易に考えるのはNG!

多くの方がキャッシングを利用している…となると、今までキャッシングしたことがない方でも、少しその敷居が低くなりますよね。

皆がしているから自分もやってみよう!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ちょっと待ってください!

安易なキャッシングは決してオススメしません。

キャッシングはそもそもお金を借りるということです。しかも、借りたお金をただ返済すればよいわけではなく、そこには利息がついてきます。

利息も決して安いものではありません。

10万円借り入れしたのに、総返済額は13万円になった…なんていうことも大いにあり得るのです。

また、返済は毎月きちんと行う必要があります。今月は返せないから返済しないでいいか…なんて甘い考えは許されません。

返済が滞ることが続くと、アナタの信用情報にマイナスの情報が記載されます。この情報は、他のローンにも大いに影響を与え、アナタの将来設計に暗い影を落としてしまうかもしれません。

特に、今後住宅ローンなど金額の大きなローンを考えている方は要注意です。

ちょっとしたキャッシングと慢心で、ローンが否決になってしまった…なんていうこうとも決してない話ではありません。

とはいえ、キャッシングは大変便利なサービスです。

お金がないけどお金が必要という時の強い味方になりますので、きちんと返済計画を立て、上手に活用していくとよいでしょう。

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