お金がない時どうしてる?みんなの知恵や解決策まとめ

消費者金融と銀行キャッシングの違い、初めての人はどっちがお得?

年齢や家族構成、時期によって違いはあるでしょうが、生活していれば誰でも一度は「お金がない」と困ったことはあるでしょう。

そんな時に役に立つのがキャッシングというものです。昔は「借金」をとても悪いことのように考えていた人もいますが、今は制度やCMによりキャッシングに対するハードルも下がってきたように思います。

では、どこからお金を借りればいいのか、と言う問題になるのですが、消費者金融と銀行で悩む人は多く、その違いについてよくわかっていない人もいます。

消費者金と銀行、どちらからキャッシングしたらいいのか。その違いについて調べてみたいと思います。

消費者金融から借りる人はまだまだいる!お金がないときはやはりここ

お金が必要だとしても身内や友人などから借りられない場合によく話題になるのが、消費者金融です。最近はCMも多く流れているので、昔より借りやすくなったと言えます。

とはいえ、今だ良くないイメージを持っている人もまだいます。また、初めてだと「お金を借りる」ことに抵抗があるのは誰でも同じでしょう。

メリットもあるからこそ多くの人が消費者金融から借りている!

確かに消費者金融から借りるのは良くないように思っている人は今もいます。しかし、実際には多くの人が消費者金融からお金を借りているのも事実です。

とある大手消費者金融の新規顧客数の数字です。

A社 B社
2014年3月 117,008件 17,697件
2017年3月 182,604件 20,799件

時期を揃えて比較してみましたが、会社が違えどもどちらも新規顧客は増えています。実際には審査に落ちた人もいるはずなので、申込者で言えば、もっと多いことは容易に想像できるでしょう。

それだけ消費者金融を頼る人がいることはわかります。「銀行のカードローンの審査に落ちたから消費者金融に申し込んだ。」と言う人もいるかもしれませんが、消費者金融ならではのメリットもあることは確かです。

消費者金融からお金を借りるメリット

  • 審査が早い(即日融資が多い)
  • アルバイトなど年収が少なくても安定した収入があれば借りられる可能性がある
  • 相談すると柔軟に対応してくれるところが多い

個々の会社の特徴としての違いはあるでしょうが、全体的に見ても消費者金融のメリットとしては、これらが挙げられます。

もちろん、同様に対応している銀行もありますが、企業の戦略として審査スピードをアピールしている消費者金融も少なくなく、業界のイメージとして「審査が早い」という点が浸透してきているのは、否定できないと思います。

また、小額融資に力を入れているという点もあり、だからこそ年収が少ないアルバイト・パートも申し込みしやすいという特徴があります。

銀行でもアルバイト・パートがダメなわけではありませんが、カードローンの商品によっては年収制限がある商品もあります。

そうやって考えると審査の通過の可否はあるものの、全体的に見て申し込みしやすいというメリットがあることはわかると思います。

当然メリットだけではない!消費者金融のデメリットも確かにある

逆にデメリットについてですが、確かにデメリットもあります。

消費者金融からお金を借りるデメリット

  • 金利が高め
  • 総量規制の対象になっている(年収の1/3までしか借りられない)
  • 専業主婦(夫)など収入がない人は借りられない
  • 借り過ぎて多重債務に陥りやすい
  • よくないイメージを持っている人もまだいる

金利については、だいたいですが銀行の金利としては、約14~15%あたりが多く見られる数字です。対して、融資限度額の同額で見ると消費者金融の場合、18%程度が多いです。ただ単純に数字だけ見ると消費者金融の方が高いので、銀行の方がいいと思ってしまう方は多いでしょう。

そしてメリットでも触れた「借りやすさ」は逆に弱点になりやすく、(審査があるとはいえ)借りやすいからこそ多重債務に陥りやすいとも言えます。

もちろん、それを防ぐために審査があり、また貸金業法という法律で借り過ぎを防ぐようになっています。デメリットにある「総量規制」はその代表と言える内容ですが、あとで詳しく説明します。

住宅ローンを考えている時にキャッシングは不利になる可能性が大きい

イメージとは少し違いますが、住宅ローンを考えている場合、キャッシングやカードローンの契約をしていると、不利になることも全くないとは言えません。

あくまで個々での審査なので絶対ではありませんが、他社や他行などでキャッシングやカードローンを組んでいる場合、住宅ローンの審査が厳しいと言う声も多少なりともあります。

ただし、(住宅ローンは銀行で組む方が多いでしょう)住宅ローンと同じ銀行でカードローンを申し込むと、利用の多い顧客として金利が少し低めにしてもらえるなどのサービスがつくこともあります。

総量規制で借入額には限度がある!年収の1/3以上は借りられない

デメリットにあった「総量規制」ですが、これは昔、多重債務者があまりにも増え社会問題にまでなった時期がありました。その為、消費者を守るべく消費者金融に対する法律が細かく整えられました。それが貸金業法と呼ばれているものですが、特にその中の「総量規制」は大きなポイントとなっています。

総量規制とは、個人での借入額が(複数社あわせて)総額で年収の1/3以上は借りられないというものです。

よく例として、年収300万円ならば100万円までしか借りられない、と説明している所が多いのですが、まさにその通りです。これは、借入先の数は関係なく、総額で見られます。

専業主婦(夫)は消費者金融からお金を借りられない、と言うのは、専業主婦(夫)は収入がない=0円の為、借りられるお金も0円になるからです。

ただしこれは、銀行は対象外になります。消費者金融が対象になるのですが、それ以外にもクレジット会社等のクレジットカードに付帯しているキャッシング部分も対象になります。

今は銀行からのキャッシングも当たり前?銀行という方法もあり

銀行での融資と言うと、まず思い浮かべるのは住宅ローンや企業への融資でしょうか。車のローンや教育ローンもあります。

今はこれらだけでなく、カードローン商品にも力を入れている銀行が増えました。

できれば銀行から借りたいと思う人はいる!銀行のリットとは?

銀行は、その立ち位置のイメージからして、お金を借りるのに抵抗がある人は消費者金融に比べるとかなり少ないと思われます。(お金を借りる行為自体が嫌いな人ももちろんいます。)

先に消費者金融のメリットを挙げましたが、銀行も当然メリットはあります。

銀行からお金を借りるメリット

  • 金利は低めが多い
  • 限度額が高い
  • 総量規制の対象外
  • 専業主婦(夫)でも借りられる

当然、個々の銀行によって違うのですが、やはり消費者金融と比較した場合、上記で説明したように、全体的に銀行の方が金利は低いと言えます。

そして、元々企業などにも融資していることからもわかるように、限度額は高く設定されている銀行が多いと言えます。

また銀行は、先にも説明した総量規制がある貸金業法の対象外になるので、当然、融資の額も年収の1/3以上の金額が可能です。これは限度額が高いことにも繋がります。専業主婦(夫)が銀行のカードローンに申し込みができるということも、ここからきています。

もちろん、返済が難しい無職の人は審査に落ちますが…。

銀行だからないわけではない!銀行のデメリットも確かにある

メリットがたくさんあるならば、デメリットはどうなのか、気になるところでしょう。何であろうと、良い点もあれば悪い点もあるのが常です。

銀行からお金を借りるデメリット

  • 銀行によっては収入が少ないと借りられない
  • 審査に時間が掛かるところが多い

これらのデメリットは、全ての銀行に当てはまるわけではないのですが、確かに商品によっては収入金額が条件に上がっているものもあります。

また審査に対する時間も、最近では大手都市銀行を中心に、即日審査に対応する銀行は増えてきました。ただ、広く見るとまだまだ全体的に消費者金融よりも対応が早いとは言い切れない状況ではあります。

消費者金融と銀行の違いとは?そのメリットとデメリットの差

こうやって消費者金融と銀行、それぞれのメリット、デメリットを挙げてみました。

もちろん、大手や中小で違ったり個々での特徴があるので一概に言えない部分もあるのですが、消費者の現在のイメージも含めて全体的に見るとこれらの違いがあると言えます。

  • 消費者金融よりも銀行の方が金利が低く、限度額も高めで借りられる可能性がある。
  • 消費者金融は年収の1/3までだが、銀行はそれ以上に借りることが可能。
  • 専業主婦(夫)は、消費者金融で借りられないが、銀行では借りられる。
  • 小口融資の場合は、消費者金融の方が借りやすい。
  • 消費者金融の方が、早く借りられる会社が多い。

大まかに言えば、金利や金額については銀行の方にメリットが多く、(審査通過は別にして)時間や借りやすさに関しては消費者金融の方にメリットが多いと言えるかと思います。

銀行の方が審査は厳しく消費者金融の方が審査は緩いと言うが本当?

よく「銀行は審査が厳しい」「消費者金融の方が審査が緩い」という話があります。

これについては、必ずしもそうとは言えない部分があります。と言うのは、審査というのは、申込者の年収だけで決まるわけではないからです。例え年収が1,000万円あろうと、出費が多ければカードローンでの返済が危ぶまれます。

他にも転職をよくする人は、安定した収入が続かない可能性が心配されます。家族が多ければ、それだけ生活での支出が多いことが予想できます。過去にクレジットなどで延滞をしている場合は、返済に不信感を持たれ、審査に大きく影響を与えます。

カードローンの審査は、申込者一人一人の勤め先や生活を含めた個人の情報(属性と言います。)や、過去の金融取り引きの履歴(個人信用情報と言います。)を見て、判断されます。

ただし、それぞれの企業の申込者に対する審査に通った人(審査の通過率)に関して見ると、消費者金融の方が通過率がいいように見えます。

審査通過率の一例

A社 B社 C行
2017年3月 43.5% 42.4% 36.3%

銀行はなかなかデータがインターネットにアップされていないので、あまり参考にならないかもしれませんが、わかっている範囲で見ても、やはり通過率で言えば、違っています。

ただし、個人個人で考えた場合、どちらがいいか、というのはなんとも言えません。

どちらから借りるにしてもキャッシングしたら返済は必ず必要!

本来、キャッシングとカードローンは、厳密に言えば、違いはありました。

キャッシングとは、主に小口の融資になっており、返済も一括払いが基本となっています。

カードローンとは、キャッシングより大口での融資になり、返済方法も毎月一定額(または一定割合額)、いわゆるリボルビング払いという形での返済になります。

しかし今は、言葉のイメージも影響し、その違いもほぼありません。内容も混在して使っているような状態です。

消費者金融にしろ、銀行にしろ、キャッシングと言うにしろカードローンと言うにしろ、「お金を借りる」行為に違いはありません。

その点だけで言えば、全く同じことなのです。

では、消費者金融と銀行との違いをどう考えればいいのか、というと、説明したメリットデメリットという視点で見比べることになります。

お金がなくて借りたい場合、消費者金融から借りるのか銀行から借りるのかは、それぞれの特徴を比較して、いかに自分にどちらが向いているのかを冷静に判断する必要はあります。それが、審査を無事に通過することができる一番の近道と言えます。

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