お金がない時どうしてる?みんなの知恵や解決策まとめ

急な入院で医療費が払えない!負担軽減の方法や医療ローンについて

貯蓄もできていない時に急な入院!それだけでも不安なのに、入院費や医療費のことを考えるとゆっくり静養もできませんよね。まずは身体をしっかりと治すことが大切です。でも、支払はどうすれば良いの?

心配しないで、医療費をクレジットカードで支払ったり、医療費ローンを利用したり、方法はいくつかあります。お金がない時の病気や怪我での医療費支払いについて、こちらで詳しくお話ししています。悩んでいないで自分に合った対処法を選んで下さいね。

急な入院!いざという時の為に何が必要?

いざという時の為に充分な貯蓄をしておく事は大切なことです。それはわかっていても、毎月ぎりぎりの生活で、なかなか思うようにはいきません。そんな時急に自分や家族の病気や怪我で高額な医療費が必要となったら…そう考えると不安になりますね。

急な入院や医療に備えての各医療保険に加入しておくことは、一番必要なことですよね。医療保険金を請求してどのくらいの期間で給付をうけられるのかを知ることも必要です。通常は退院し、医療費を支払ってから請求する形なので、給付までには日にちがかなりかかる事が多いですよ。

医療保険の加入に加えて、急な病気や怪我、入院や手術に備えて、その他にどのようなことをしておく必要があるのか挙げてみましょう。

  • 医療保険の給付についてスムーズな方法を確認する
  • 病院にクレジット支払が可能か確認する
  • 高額療養費限度額認定証を取得しておく

入院費や医療費に関しては、一旦支払をした上で手続きを経て保険金の給付を受けるようになります。

スムーズに受け取れる方法を事前に確認しておくと、1日でも早い保険金の給付につながります。

また、保険金が支払われるまでの間先に病院への支払いが必要となるので、例えばクレジットカードでの支払が可能かどうか病院に確認する必要がありますね。

病院によっては支払の相談に乗ってくれるところもありますよ。

1ヵ月の窓口での支払を一定金額以内とする高額医療費限度額認定証を取得しておくと、一時的に支払う医療費が自己負担限度額までとなるので高額医療費が必要と事前に予測できる場合には取得しておきましょう。健康保険組合、市町村で手続き方法を確認して下さいね。

医療費の負担を少しでも軽減するには

医療費は病気や怪我の時にはどうしても支払う必要のあるものです。それでも自己負担を軽減することは可能なのです。

どのような方法で軽減できるのかをお話ししていきましょう。まずどのような軽減の方法があるのか挙げてみますね。

  • 医療費控除
  • 傷病手当制度
  • 高額療養費制度

医療費控除は自身と生計を同じくする家族の1年間(1月1日から12月31日まで)に支払った医療費について、確定申告することにより、支払った税金の一部が返ってくるというものです。

医療費控除対象となる金額とは

実際に支払った合計医療費-保険金などで補てんされる金額-10万円(総所得金額が200万円以上の人)

となります。総所得金額が200万円未満の人の場合は10万円ではなく、総所得金額の5%を差し引くようにして下さい。実際に支払った金額が50万円で、生命保険、医療保険で30万円の補てんを受けた場合の控除対象額は次のようになります。

50万円-30万円-10万円=10万円

確定申告することでこの10万円に申告者の所得税率をかけた金額が受取れる仕組みです。20%の所得税率なら2万円が戻ってくるということになります。

傷病手当金の制度は病気、怪我の為に働けなくなってしまい、有給休暇もすべて利用したために給料が給付されない。という人の為に最長1年6ヵ月の間利用できる制度です。

加入保険窓口で手続きとなります。国民健康保険加入者は利用することができません。窓口で手続きについての詳細を確認して下さいね。

高額療養費制度を利用するために

高額療養費制度とは自己負担限度額を超えた医療費について、払い戻しが受けられるという制度です。この制度を利用する為には、健康保険窓口での申告が必要となります。提出書類も必要なので、あらかじめ必要書類について確認しておくと慌てませんよ。

高額療養費制度を利用した場合、差額の医療費が戻ってくるのは何と3ヵ月程後となっています。お金がないのに、そんなに長く待てない。確かにそうですよね。そんな人の為には「高額療養費貸付制度」があります。

高額療養費貸付制度は、高額療養費制度で払い戻される医療費の8割(国民健康保険の場合は9割)を先に無利息で貸付してくれる制度です。この場合は申請から2、3週間でお金を受け取ることができるのです。高額療養制度の申告時に同時申請することをお奨めします。

当座の支払いにはクレジットカードが便利

医療費控除など、支払う医療費を軽減する方法をいくつかお話ししましたが、当座は病院に一旦全額支払う必要がありますよね。実際に現金が手元にない場合でも、先にお話ししたように、病院に相談してみる、クレジットカードでの支払が可能か確認すると良いでしょう。

大手の病院ではクレジットカード支払が当り前のようになっている所もあります。

クレジットカードの限度額を確認して、カード支払にすればカード会社によっては分割も利用できて安心ですね。

また、病院で相談し、支払日をずらして貰えるようなら、高額療養費貸付制度を利用して支払うことも可能です。もちろん自己負担限度額以内の金額は窓口で支払う必要があるので、それも含めて相談しましょう。

安心して利用できる医療費ローンとメリット

病院での支払日についての相談はしたくない。できれば窓口ですぐに清算したい。後で払い戻しがあったとしてもそこまで待つのはいや。そんな人には比較的低金利の銀行での医療ローンはいかがでしょうか。医療に特化したローンを扱っている銀行は結構たくさんありますよ。

目的ローンの中に医療ローンとあるものなら、比較的低金利での借入が可能です。

医療のみでなく、介護の為の費用(老人ホームへの入居費用など)や遠方の病院への通院費などにも利用できる場合もあります。

不安なく治療に専念できるのは大きなメリットといえますよね。医療ローンで支払った医療費ももちろん医療費控除申請ができます。

高額療養費制度についても申請しておけば、自己負担限度額を超えたものは払い戻されるので助かりますね。

何よりも不安のない療養、入院生活が大切

入院費や治療費の支払いを考えると、安心して治療に専念できない。これでは治るものも治りません。お金がないから思うような治療が出来ないと考えずに、病院でもさまざまな相談に乗ってくれますし、行政でも救済措置が取られています。窓口で相談して下さいね。

カードローンやクレジットカードを上手に使って乗り切ることも、決して悪いことではありません。それも視野に入れながら、加入している健康保険の窓口でも医療費支払について相談して、ゆっくりと療養に専念されることをお奨めします。

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