不動産担保でお金を借りることのメリットとデメリット!
不動産を担保にしてお金をかりることを推奨している銀行もあるようです。お金がない時にはそういったコマーシャルに心が動きますよね。住宅ローンにも不安がある。老後にも不安がある。不動産を担保にお金を借りることは本当に生活にうるおいを与えることなのでしょうか。
不動産担保での借入について、そのメリットデメリットを含めて、こちらで詳しくお話ししています。お金がないことで生活に不安を感じている人は多いです。最後まで読んで下さい、そして不動産担保での借入のこと、しっかりと理解してくださいね。
不動産担保ローンの特徴と融資条件について
不動産担保ローンとは文字通り所有する不動産を担保にしてお金を借りることです。
所有不動産の担保価値について調査し、その価値によって貸付限度額が決定します。
特徴としては、貸付限度額が高額であること、貸付利息が低設定であることが挙げられます。
一般的な無担保カードローンと比べるとどのくらい差があるのか確認してみましょう。平均的銀行での不動産担保フリーローンと無担保フリーローンを条件を例に挙げますね。
不動産担保ローン | 無担保ローン | |
---|---|---|
申込める人 | 20歳~70歳 完済時86歳未満 安定した収入のある人 保証会社の保証の得られる人 |
20歳~76歳未満(完済時) 安定した収入がある人 保証会社の保証の得られる人 |
金利 | 変動2.9%~3.9% 固定4.9%~9.8% |
4.0%~13.5% |
貸付限度額 | 100万円~5,000万円 | 10万円~500万円 |
返済期間 | 1年~25年 | 6ヵ月~15年 |
返済方法 | 元利均等返済 | 元利均等返済 |
不動産担保での貸付!そのメリットデメリット
不動産担保ローンは上記表のように金利面や貸付限度額で無担保フリーローンと大きな差があります。返済期間もずい分長いのが特徴です。
不動産を担保にしたローンは本当に顧客にとってプラスなことばかりなのでしょうか。
続いて、不動産担保ローンのメリットとデメリットについてお話ししていきましょう。大切な不動産を担保にお金を借りるのですから、しっかりと見極めることが大切ですよね。
不動産担保ローンのメリット
- 不動産の担保価値もプラスされ借入限度額が大きくなる
- 低金利で長期間の返済が可能
- 使用目的が自由で事業資金に利用できる場合もある
不動産担保ローンは使用目的が自由という場合が多いのです。住宅ローンのように住宅を購入する為のローンというのではなく、あくまでも不動産を担保としての借入であって、旅行の為に使用してもかまわないのです。
通常のフリーローンは事業資金での利用は不可となっている場合が多いですが、不動産担保ローンでは可能な場合もあります。大きなチャンスかもわからないのにお金がない!そんな時には大切な不動産を担保にしてでも夢を追いかけたいことありますよね。
不動産担保ローンのデメリット
- 一括返済する場合違約金が発生する
- 事務手数料など数十万円かかる場合がある
- 返済不可の場合不動産を失ってしまう
メリットの多い不動産担保ローンですが、大切な不動産を担保にしている以上、もちろんデメリットもあります。まず第一に万が一返済が不可能となった時に担保物件である不動産を失ってしまうということです。当然のことなのですが、大きな損失です。
不動産担保ローンは低い金利が大きなメリットなのですが、実は事務手数料や不動産鑑定料、登記費用などかかる費用が数十万円になることもあり、金利の低さ以上となってしまう場合もあるのです。ゆとりのある時に一括返済したくても違約金が生ずることがあるというのもデメリットですね。
一括返済に関しては、違約金や手数料がかからない不動産担保ローンもあるので、確認して下さいね。
利用例いろいろ!顧客のニーズに応える不動産担保ローン
不動産担保ローンについてお話ししてきました。
メリットもデメリットもある不動産担保ローンですが、やはり大きな魅力は様々な顧客のニーズに応えられるというところにあるのではないでしょうか。
どのような利用法があるのか例を挙げてみましょう。
- おまとめ返済
- 医療費介護費用
- 教育費
- リフォーム費用
- 事業資金
上記のようにさまざまに利用されているのです。事業資金に利用できるのは個人経営者にはうれしいですよね。
不動産を担保にしても低金利で借入できて長期間で返済できるという点で、用途が広いということなのでしょう。
銀行によっては金利を上乗せすることで、生命保険やがん保険の保証が付けられるタイプもあり、もしもの時の為に利用する人も増えています。
不動産担保ローンの借入までの流れ
それでは不動産担保ローンの申込から借入までの流れを確認していきましょう。
1申込→2確認連絡→3必要書類提出→4審査→5契約融資
団体信用生命保険への加入希望の場合は、確認連絡時に申し出れば健康告知を受けて書類提出となります。不動産鑑定に時間がかかることもあり、融資回答まで2、3日は必要かと思われます。それでも無担保ローンよりは早く借入可能ですよね。