キャッシングの必要書類、借りる額によって用意する書類も違う?
お金がないときに限って、突然の転勤や親戚や友人の慶弔など、多額な出費が発生するのはよくあることです。こんなとき、カードローンや消費者金融でのキャッシングは心強い見方です。
しかし、いざ申し込もうとすると必要な書類がそろっていないことに気付いて大慌てしてしまいます。特に始めての申込みとなれば、なおさらです。
スムーズに契約を進めるために、事前にどんな書類を準備するのがいいのか?また、申込み時に絶対にやってはいけないことを診ていきましょう。
審査に必要な書類は何種類?何のために必要なのか教えて!
キャッシングの審査に必ず必要なのは本人確認書類です。本人確認書類で提出可能なものは以下になります。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- 個人番号カード
- 住民基本台帳カード
- 住民票
金融業者によっては電気料金や水道料金など公共料金の領収書も一緒に提出するよう求めるところもあります。
これらを提出する場合は、発行から6ヶ月以内のものを用意しましょう。
収入証明を求めらるのはどんなとき?何を提出すればいい?
本人確認書類以外に、収入証明書を求められることがあります。ある程度大きな金額を借り入れる場合、または、ほかの金融業社からの借入れを返済中の場合に求められることが多いようです。
金額は金融業者によって違いますが、50万円を超える借入れは収入証明書を求められることになります。銀行はもう少し幅を持たせて100万円~300万円くらいとなっています。
収入証明書の種類は以下のようになります。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 納税通知書
- 所得(課税)証明書
- 給与証明書
給与証明書以外は前年発行分が対象となります。
給与証明書は直近数ヶ月分の提出を求められますが、期間は業社によってことなりますので、よく確認しましょう。
個人事業主は源泉徴収票や給与証明書は利用できませんから、以下のものを用意する必要があります。
- 所得(課税)証明書
- 確定申告書
- 青色申告決算書
- 白色申告所の収支内訳書
こちらも前年度分が必要になります。
業社によっては、営業許可証や納品書など経営実態がわかるものもあわせて必要になるので、必要な提出書類は必ずwebなのでしっかり確認をとるようにしましょう。
書類によっては取り寄せに時間がかかることも考えられるので、余裕をもって申し込むようにしましょう。
必要事項の記入は正確に!書類とずれがあると借りられない!
最近のキャッシングは申込み、審査がwebだけで完結することが多くあります。業社によってはスマホにアプリをダウンロードして、必要事項の記入、本人確認書や収入証明書を撮影して提出すれば即日融資してくれることもめずらしくありません。
しかし、手軽に申し込めるということは、手続きを適当にしていいということではありません。申込書や画面入力は住所はもちろん、勤務年数や年収は正確に記入するようにしましょう。提出書類と何か矛盾があると、印象が悪くなって借りられるものも借りられなくなるかもしれません。
借りられるか不安。アリバイ会社の書類を利用しても大丈夫?
アリバイ会社とは、何かの事情で自分の職業を隠したい人が、法人登記だけしているペーパーカンパニーに在籍して、あたかも会社勤めをしているように見せかけるサービスを提供する会社のことです。
風俗や水商売など、事情があって親に知られたくない職業についている人、またはそういう人がアパートの入居や保育園の申込みなど生活に必要な契約に支障をきたすために、やむなく利用することが多いようです。
アリバイ会社を経由して、相手からの電話を本人に転送してくれるサービスもあります。その場合は、ペーパーカンパニーの名詞やwebに記載されている電話番号が相手の電話に表示されるという念の入れようです。頼めば、給与証明書や源泉徴収票も作成してくれます。
アリバイ会社の書類を利用すると転落の一途をたどることに!
しかし、これらをキャッシングに利用することは犯罪になります。
先述したアパートの契約や保育園の手続きも同様です。実際にアリバイ会社の用意した書類を使って賃貸契約した男性が詐欺罪で起訴された例もあるのです。
こうした書類を利用してキャッシングして、後でバレると一括返済を要求され、強制解約となります。もちろん、今後借入れは一切できなくなりますし、キャッシュカードなども作れなくなります。
返済できなければ当然詐欺罪で訴えられることになります。
また、自己破産しようにも、こういった経緯があると免責はまず認められません。信用情報に長くその情報が残ることになり、最悪前科がつくことになります。
就職の際に提出する履歴書には賞罰を記入する欄がありますが、記入せずに就職して後でバレると懲戒免職もまぬがれません。
自分を偽って契約しても、いいことは何一つありません。無理をせず、別な方法を考えたり、借りられる余裕ができるまであせらず待ちましょう。
【参考記事】