お金がない時どうしてる?みんなの知恵や解決策まとめ

キャッシング支払い遅れの督促とは?カード会社の反応

キャッシングを利用していたけど、つい支払いが遅れてしまった…。そんな時、カード会社がどんな対応をするのか不安に思う方もいるでしょう。

テレビドラマで見るような悪質な取り立てを行うことは法律で禁止されています。そのため、カード会社からの連絡は終始丁重ですが、滞納を続けていると督促方法に変化は生じてきます。

ではどのように対応が変化していくのか。最終手段として法的措置を取られてしまうこともあります。ですが対応方法がわかっていればその時になって焦ることはありません。

カード会社の対応の変化について、詳しくご紹介していきます。

キャッシングの支払いが遅れてしまった!カード会社の督促方法とは

キャッシングを利用していて、もしも支払期日までに支払いを行えなかった場合でも、いきなり家に取り立てに来るなどということはありません。カード会社によって細かくは異なりますが、基本的に支払いの督促は下記の流れで行われます。

1.電話による連絡
2.ハガキ・封書による連絡
3.債権回収会社からの督促 もしくは 裁判所からの督促

それでは各督促内容について詳しく見ていきましょう。

まずは電話で!ハガキや封書でも督促が来たら要注意!

支払期日までに支払いがされていなかった場合、まず電話で支払い督促の連絡が入ります。支払期日から数日後に連絡がくる会社もあれば、翌日には連絡がある会社もあるようですが、電話で連絡があることには変わりありません。

もしうっかり支払いを忘れてしまった場合でも、ここできちんと支払いを行えばその後カード会社から連絡がくることはありません。次回の支払期日には遅れないように気をつけましょう。

しかし何回電話しても支払いがされない場合は、ハガキや封書で支払いの督促が入ります。○日までに延滞分を支払うようにと、書面で連絡が来るのです。このとき振込用紙が同封されている場合もありますので、同封されていたらその振込用紙を使って支払いを行うようにしましょう。

債権が売却されることも…債権回収会社からの督促について

ハガキ・封書で督促しても滞納が続くようだと、カード会社は最終手段として債権回収会社へ債権を譲渡するか、法的措置を取って裁判所を通して督促を行います。

債権回収会社とはその名の通り債権を回収する専門業者で、カード会社などから譲渡された債権をカード会社に代わって督促する業者です。

カード会社には何十万人、何百万人という顧客が存在します。その中で一人の督促だけに時間をかけることもできないため、一向に支払いがされないと判断された場合、その債権を専門業者に売却してしまう場合があります。カード会社としては貸したお金が返ってくれば良いのでそれで解決となるのです。

ただしお金を借りていた側はそれで終わりではありません。お金を借りている相手がカード会社から債権回収会社に代わっただけですので、以降も督促は続きます。債権回収会社から督促が来た場合は、督促内容に従って債権回収会社に支払いを行いましょう。

最終手段!裁判所から督促が来たら絶対に無視をしないで!

専門業者に債権を売却せず、法的措置を取るカード会社もあります。法的措置を取られた場合、裁判所から「支払い督促申立書」という督促状が届けられることになります。

この「支払い督促申立書」とは、申立人(カード会社などお金を貸した側)が申し立てている支払いの督促に対して、異議があるかどうかを問うものです。

申立人の申し立て内容としては、滞納している支払いを一括で返済するように、と記載されていることが一般的のようです。

もしも一括で返済できない場合は、必ず14日以内に異議を申し立ててください。異議を申し立てなかった場合、申し立て内容に異議がないとされ、強制執行されてしまいます。

強制執行された場合、財産の差し押さえが始まり、土地や家、車の差し押さえだけでなく、預貯金や給料を差し押さえられることにもなってしまいます。

異議申し立てを行うと裁判をすることになりますが、分割返済など、カード会社と今後の返済方法について話し合うことができますので、一括返済ができない場合は必ず異議申し立てを行うようにしましょう。

こんなことはない!悪質な取り立て行為は禁止されています

これまでご紹介してきたように、支払いの督促は基本的に電話やハガキ・封書で行われます。債権回収会社に債権が売却された場合や、法的措置を取られた場合でも、電話や封書でのやり取りが基本になってきます。

督促というと家に取り立てに来られるイメージがあるかもしれませんが、人件費や交通費がかかるため、実際にキャッシング利用者の家を訪問するカード会社はあまりありません。あったとしても悪質な取り立ては法律で禁止されているため、あくまでも丁重な対応となります。

もしも悪質な取り立てを行われたという場合は警察に相談しましょう。以下、貸金業規制法で禁止されている主な取立行為についてご紹介します。

  • 午後9時~午前8時の間に電話・FAX・訪問する(※)
  • 勤務先や自宅以外の場所へ電話・FAX・訪問する(※)
  • 第三者に対して取り立てを行う
  • 張り紙をしたり、看板を立てたりする
  • 大人数で押し掛ける
  • 暴力的な態度を取ったり、罵声や暴言を吐く
  • 他の金融業者に借入させて返済を要求する
  • 債務整理開始後に取立てを行う

これらの行為は法律で禁止されています。このような行為をされた場合には警察に相談するようにしましょう。

ただし※マークがついている2つについては、正当な理由なく、という但し書きがつきます。

携帯や自宅に電話をかけたり、午後9時~午前8時の間を避けて自宅を訪問しても連絡が取れない場合、深夜・早朝の訪問や、勤務先への訪問も認められてしまうことがあります。

携帯電話に連絡があった場合は履歴が必ず残りますので、無視せず、折り返しをするなどカード会社と連絡を取るように心がけましょう。

支払いが遅れそうだったらまず連絡!キャッシングは計画的に

支払いが遅れてしまった場合、カード会社がどのような対応を取るのかについてご紹介してきました。はじめはどこのカード会社も電話や郵便で連絡をしてきますので、そこで対応するようにしましょう。放っておけば放っておくほど、大きな問題となってしまいます。

もしも返済ができそうにない、という場合は必ず自分からカード会社に連絡を入れるようにしましょう。分割返済の相談に乗ってくれることもありますし、なによりカード会社への印象が良くなります。カード会社から督促の連絡がくる前に自分から連絡して相談できるといいでしょう。

また、郵便物をこまめにチェックする習慣をつけるようにすると良いと思います。裁判所から「支払い督促申立書」が来てしまった場合、来たことに気づかないまま放置してしまうと強制執行され、財産を差し押さえられることになってしまいます。

普段から郵便物をチェックする習慣をつけていれば申立書が来たことにも気づけるため、期日内に異議申し立てを行えばカード会社と返済方法について話し合いをすることができます。

なお、ご紹介したように悪質な取立行為は法律で禁止されています。カード会社が悪質な取り立て行為をすることはまずないかと思いますが、もしもそのような場面に直面した場合は迷わず警察に相談するようにしてください。

様々ご紹介してきましたが、なによりも大事なのは支払いが遅れないようにすることなので、キャッシングは計画的な利用を心がけるようにしましょう。

【参考記事】

キャッシング利用前はしっかり返済計画を!借りた後では遅い理由

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