キャッシングの返済方式ってリボ払いなの?業者による返済方式の違い
お金がなくてキャッシングをしたときは、返済は絶対に大丈夫!次のお給料日で全部返せる!と考えている方も多いかもしれません。
しかし、いざ返済日が近づくにつれて、手持ちのお金も日常生活に消えて行ったり、不慮の出来事などがあったりして、あれ?全部返せないかもしれない…なんて焦ってしまうこともあるかもしれません。
キャッシングをしたけどお金がない場合、返済はリボ返済などに出来るのでしょうか?
今回は、キャッシングの返済方式について色々と調べてみました。返済についてお悩みの方、これからキャッシングを検討されている方、是非ご参考になさってみてください。
一括返済できるお金がない…リボ返済にすることは可能!
キャッシングというと借金ですから、借りたお金はきちんと返済しなくてはいけません。
しかし、例えば5万円借り入れして、その月末に5万円+利息を返済するのって結構大変ですよね。
初めは返済できると思っていても何らかの事情で難しくなることもあるかもしれません。
キャッシングの返済はリボ返済にすることが出来るのでしょうか。
キャッシングの返済はリボ返済にできる!
結論からご説明しますと、キャッシングの返済はリボ返済にすることが可能です。むしろ、多くのキャッシング業者でリボ返済を採用しています。
そもそもキャッシングの返済方式にはいろいろな種類があるのです。
- 分割返済
- 一括返済
- リボルビング方式 など
この他にも業者によって返済方式が定められている場合があります。
分割返済や一括返済は、なじみの深い方もいらっしゃるのではないでしょうか。車などローンで商品を購入した時などにもこういった返済方式が採用されます。
リボルビング方式というのがリボ返済の事です。では、ここからはリボルビング方式についてもう少し詳しくご紹介していきましょう。
キャッシングの返済は基本リボになっていることが多い!
キャッシング業者のホームページなどを確認してみると、返済についての紹介もされています。
その中で、多くの業者が採用しているのがリボルビング方式です。
ではそもそもリボルビング方式とはいったいどのような返済方法なのでしょうか?
毎月一定の金額を返済するのがリボルビング方式
リボルビング方式は、毎月一定の金額を返済していく返済方式になります。
毎月の返済金額の内訳は、まずは利息等に充てられ、残りが元金の返済に充てられる仕組みです。そのため、借り入れ金額が大きいと、利息分へ充てられる金額が大きくなるため、なかなか元金が減りません。
元金がなかなか減らないということは返済が終わるまでに時間がかかるということです。
こうなると大変使い勝手が悪いですよね。
そのため、多くのキャッシング業者がリボルビング方式の利点を生かしつつ、利用者にも利用しやすい「残高スライドリボルビング方式」をとっています。
では、「残高スライド」とは一体どのようなものでしょうか?
借入残高に応じて返済額が異なる「残高スライド」とは?
キャッシング業者の多くで採用されているのが残高スライド返済方式です。これは、キャッシング業者の中では当然となっている部分があり、返済方式には「残高スライド」の言葉が省略されているケースもあります。
「残高スライド」とはその名の通り、借入残高に応じて返済額が変更(スライド)していくという返済方式です。
以下の例でご説明していきましょう。
借入金額 | 毎月の約定返済額 |
---|---|
~10万円まで | 1万円 |
10~20万円 | 2万円 |
20~50万円 | 3万円 |
50~100万円 | 5万円 |
このような設定の場合、はじめに30万円をキャッシングしていれば毎月の返済額が3万円となります。順調に返済を続け、借入残高が20万円を下回ると毎月2万円の返済に、10万円を下回れば毎月1万円の返済に変わっていくという方式になります。
また、例えば返済途中で更に30万円借り入れし、借入残高が60万円となった場合、返済額は毎月5万円と変わるのです。
借入残高が多いと毎月の返済額も高くなり、残高が減ると毎月の返済額も低くなります。
キャッシングのリボルビング返済に関係する言葉も知っておこう!
キャッシング業者の多くでリボルビング払いを採用していることはお伝えしましたが、同じリボルビング払いでも、業者によって若干その返済金額の計算方法などが異なります。
キャッシングのリボルビング返済に関係する言葉を知っておくと、よりキャッシングへの理解が深まるでしょう。
「元利定額リボ」と「元利定率リボ」って何が違うの?
キャッシング業者の返済方式を見ると「元利定額リボルビング」や「元利定率リボルビング」などの言葉を目にすることもあるかもしれません。
この二つ言葉が良く似ていて何が違うのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは「元利」から見ていきましょう。
元利とは、「元金+利息」のことです。
たとえば元利で5,000円の返済となると、その中には元金と利息が含まれていますので5,000円ピッタリの返済でよいのですが、元金で5,000円の返済となると、元金5,000円+利息を返済する必要があります。
では次に「定額リボ」と「定率リボ」の違いについてご紹介します。
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- 定額リボ
毎月決まった金額を返済する
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- 定率リボ
毎月決まった割合の金額を返済する
定額リボの場合、「毎月1万円」と決められていれば、毎月1万円返済します。
定率リボはそれとは異なり、「毎月借入残高の○%」を返済すると決められており、例えば毎月借入残高の10%の返済と決められていれば、借入残高が20万円の場合2万円、10万円の場合は1万円というように返済額が変化していくのです。
最低返済額を1万円以上と決められている場合、先ほどの例で行くと借入残高が9万円でも5万円でも返済額は1万円ということになります。
もちろん返済途中で一括返済や繰り上げ返済も可能です!
初めからリボルビング返済になっていると、返済する方は計画的に返済ができ、助かりますよね。
しかし、例えば何らかの臨時収入があって、もっと返済したいなぁと思ったときは返済できるのでしょうか?
多くのキャッシング業者は途中での一括返済に対応しています!
ある程度お金もまとまったから、もう残りの借入残高を一括返済してしまいたい!と思うこともあるかもしれません。
そのような時は、多くのキャッシング業者で一括返済に対応していますので、ホームページなどで確認してみましょう。
一括返済の際には、返済日までの利息が計算されることになります。そのため、きちんと返済額を確認してから返済を行わないと、せっかく返済したのに、微妙に残高が残ってしまったということにもなりかねません。
また、返済の方法についても指定がある場合があります。たとえば普段ATMで返済していても、返済額が細かい場合、硬貨が対応されていないATMだとしたらきれいに全額返済するのは難しいです。
口座振り込みなどで返済するのが一般的ですが、その場合は振り込み手数料がかかるケースも多いので注意しましょう。
少し余裕なお金がある場合は繰り上げ返済すると節約になる!
全額を返済するには足りないけれど、いくらか追加で返済できるお金がある…という場合は、是非繰り上げ返済を検討してみましょう。
繰り上げ返済とは、決められた返済日以外にも追加で任意の金額を返済する方法です。
毎月の通常返済の場合、返済は利息等が優先され、残りを元金に充てられますが、繰り上げ返済の場合、基本的にはすべて元金に充てられます。
そのため、繰り上げ返済をすると通常返済よりも元金を大幅に減らすことが可能なのです。
元金が減ればその分支払う利息も少なくなりますし、返済期間が短くなるなどメリットがあります。
総返済額を大きく節約することが可能ですから、余裕がある時は是非繰り上げ返済も視野に入れてみましょう。