未成年はキャッシングできるの?知っておきたいお金の基礎知識
「お金がない!」急な出費があったり、急なお誘いがあったり、欲しいものができたりした時には、手もとにあるお金だけでは足りないことってありますよね。
特に未成年の大学生であれば、サークルや飲み会などで出費も多くおこづかいが足りない、アルバイトしても足りない、といった状況になりますよね。
もちろん大学生ではなく、未成年の社会人でも飲み会や趣味などでお金を使ってしまい、必要な時にお金が足りないという状況はありますよね。
そんな時にどうしたら良いのか、未成年のキャッシングについて紹介していきます。
お金がない!そんな時はキャッシングが便利
「お金がない!」そんな時には、友達から借りる・親や兄弟から借りる・キャッシングを利用するといった方法があります。
けれど、友達から借りてしまうとその後の付き合いに影響することがあります。すぐに確実に全額を返すことができるのであれば、友達から借りる方法もありますが、なるべくなら避けたい方法ですね。
親や兄弟から借りる方法も同様におすすめできません。小言があったり、利息を取られたり、やはりその後の付き合い方に影響が出ることがあります。また心配をかけたくないから借りられないという方もいますよね。
キャッシングを利用する
上記の利用から、お金がない時にはキャッシングを利用するのが適切ですね。キャッシングならビジネスなのでキッチリ利息を取られます。
その代わり貸した・借りていないといった人間関係のトラブルにあうことはありません。また周囲に借金がバレる心配もありませんので、安心して利用することができるのです。
ただし、これらは成人した方、つまり20歳以上の方に限られた話しとなります。未成年の場合は、少し事情が変わってきますので内容を見ていきましょう。
未成年はキャッシングができない?その理由とは
一般的には、未成年はキャッシングができないと言われています。
実際、銀行カードローンや大手消費者金融の利用条件を見ても「20歳以上の方」と年齢制限があります。
つまり、未成年はキャッシングの利用ができないのです。なぜかと言えば、法律で認められていないからですね。
未成年のキャッシングは法律で認められていない
民法では、未成年者が単独で契約した場合、その契約を原則として取り消すことができるようになっています。
つまり未成年者とキャッシングの契約を行っても、後から取り消すことができるため契約が成り立たないのです。
未成年はお金を貸した後に契約を破棄することができるため、借金を踏み倒される可能性もあり、金融機関は未成年とは契約を結ばないのです。
未成年者のキャッシング | 民法 |
---|---|
原則不可 | 未成年者単独での契約は行えない |
不可ではない場合 | 親権者の同意があれば契約を有効にできる |
未成年者は単独での契約行為が認められていないため、キャッシングも原則不可となっていますね。
けれど、親権者の同意があれば契約の取消ができません。そのため一部の貸金業者では、未成年者のキャッシングをOKとしているところもあるのです。
未成年でもキャッシングする方法!学生のケース
ここでの未成年とは、高校卒業後の未成年に限定して紹介していきます。高校卒業後には就職する方もいれば、大学生・短大生・専門学校生などの学生になる方もいますよね。
ここでは、大学生・短大生・専門学校生などの学生のケースのキャッシング方法を紹介していきます。
学生ローンを利用する
学生の場合は、学生ローンを利用することができます。といっても全ての学生ローンを利用することができるのではなく、利用条件が18歳以上となっている学生ローンとなりますよ。
- アイシーローン
- フレンド田
アイシーローン
アイシーローンの利用条件は、「首都圏在住・在学の安定した収入のある18歳以上の学生」となっています。
高校生や予備校生は不可となっていますよ。学生ローンでは、学生証や健康保険証の提出が必須となっていますので、用意しておくと手続きがスムーズですね。
アイシーローン | 内容 |
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利用条件 | 首都圏在住、在学の安定した収入のある18歳以上の学生 |
必要書類 | 学生証、保険証、(免許証)、アルバイト明細または振込記載通帳 |
融資額 | 50万円まで |
金利 | 年10.0%~20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
学生ローンですので融資額は50万円までとなりますが、学生であれば十分な金額ですね。安心してキャッシングできるのが魅力です。
フレンド田
フレンド田では、高卒以上であれば予備校生も利用対象となりますのでアイシーローンでは対象外となっていた方でもチャンスがありますよ。
フレンド田 | 内容 |
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利用条件 | 18歳以上の学生で必要書類を提示できる方、及び安定した収入のある方 |
必要書類 | 学生証(必須)、免許証、保険証等 |
融資額 | 50万円まで |
金利 | 年17.0% |
担保・保証人 | 原則不要 |
学生には大学・短大・専門学校・予備校生が対象となります。
そして、未成年の場合は親権者の承諾が必要となりますので、未成年の場合は契約時に親権者の保証人が必要となりますよ。
未成年でもキャッシングする方法!働いているケース
未成年で働いているという場合は、学生ローンは使えません。けれど、ろうきんでキャッシングすることができますよ。
ろうきんマイプラン
ろうきんとは、労働組合や生協などが互いを助け合うために資金を出し合ってつくった、協同組織の金融機関となります。
全国に13のろうきんがあり、それぞれに利用できるエリアが決まっていますので、居住地域や勤務先が該当するろうきんに申込む必要がありますよ。
ここでは、茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の関東1都7県を営業エリアとしている中央ろうきんのマイプランについて紹介していきます。
マイプラン | 内容 |
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利用条件 | 満18歳以上で同一勤務先に1年以上勤務、年収150万円以上 |
融資額 | 500万円まで |
金利 | 年3.875%~8.475% |
担保・保証人 | 原則不要 |
勤続年数1年以上、年収150万円以上必要となりますので、働いてすぐに申し込めるものではありませんが、満18歳以上満65歳未満であれば申込むことができますので、未成年でもキャッシングできますね。
ただし、未成年の場合は法定代理人(親権者)の同意が必要となりますよ。
ろうきんと聞くと、団体会員や生協会員しか利用できないイメージもありますが、それ以外の一般勤労者も利用できますので、未成年でも低金利で高額な貸付が必要な時には相談してみると良いですね。
未成年でもキャッシングできる!
ここまで見てきた通り、未成年では法定代理人(親権者)の同意があれば契約が成立し、キャッシングができるところもあるのです。
銀行カードローンや大手消費者金融では取り扱いがありませんが、学生ローンやろうきんであれば条件を満たすと申込むことができますよ。