銀行と消費者金融、急いでいるときはどちらでキャッシングするべき?
お金がないときに限って、急にまとまった額のお金が必要になることがあります。こんなとき、銀行や消費者金融でキャッシングするのも一つの手です。でも、銀行と消費者金融、同じようにお金をかしてくれるのに、なにが違うのか考えたことはありますか?
銀行にも消費者金融にも、それぞれメリット、デメリットがあります。状況に応じてどちらを選択したらいいかを判断するのが賢い利用方法です。銀行と消費者金融、その違いをみていきましょう。
そもそも、銀行と消費者金融は何が違うのか知りたい!
銀行と消費者金融の一番の違いは、総量規制です。銀行と消費者金融は適用される法律が違います。銀行は銀行法にのっとって営業しています。消費者金融は貸金業法にもとづいて営業しています。
キャッシングとカードローン、違いは何?
以前はキャッシングはクレジットカードのローンを利用することをさし、カードローンは銀行などのローン専用カードで借りることという明確な定義がありましたが、現在でははっきりとした境界線はなくなりました。
銀行のカードローンも、キャッシュカードや消費者金融で借りる場合もキャッシングとよばれるようになりました。
消費者金融のほうが銀行より審査が通りやすい?の真実とは
銀行の審査には落ちたけど、消費者金融で申し込んだら借りられた。という話をよく聞きます。また、大手消費者金融は審査がとても早く審査から1時間以内にお金が借りられることも珍しくありません。
銀行は即日融資をしてくれるところもありますが、審査は1日以上かかるところが多いようです。
また、地方銀行では直接窓口へ行かないと申し込むことができないこともあります。お金がないときに、急にまとまった額が必要になったときは消費者金融のほうが迅速に対応してくれることが多いようです。
この違いはどこからくるのでしょうか?審査はそれぞれの会社独自のノウハウがあり、審査基準公開されているわけではないので、はっきりしたことはいえませんが、銀行の方が審査に時間がかかることが原因と考えられます。
というのも銀行は独自の審査もしますが、ほとんどの場合は保証会社に審査を委託しています。
保証会社は信販会社のこともありますが、消費者金融も銀行のカードローンの保証業務を受け持っています。銀行が保証会社を介することで、より慎重に審査をしていることが審査時間の差になっているようです。
消費者金融と銀行、それぞれのメリットデメリットとは
一分一秒でも早く借りたい!という場合は、やはり消費者金融がいいでしょう。
特に大手消費者金融は電話で申し込んで急いでいる旨を伝えれば、30分以内で指定の口座に振り込んでくれるところもあります。
年収が低くても、定期的な収入があれば学生(二十歳以上)、フリーター、パートの主婦でも借りることができます。
銀行のカードローンは審査は時間はかかりますが、消費者金融に比べると金利が低めに設定されています。また、借り入れ上限も多めに設定されています。また、総量規制対象外なので年収の1/3を超えた金額を借りられる可能性があります。
すでに住宅ローンや自動車ローンを借りている人は金利が優遇されることもあります。
デメリットとしては、フリーターや専業主婦は借りられない銀行もあります。利用する前にHPなどで必ず確認するようにしましょう。
銀行も総量規制対象に!?自主規制の背景にあるものとは
個人融資に積極的な銀行でしたが、2018年からは審査がかなり厳しくなりそうです。消費者金融に比べると厳しめな印象でしたが、最近になって自主規制に乗り出しました。
来年からは即日融資が禁止になります。
というのも、2010年の総量規制導入以来、自己破産者は減少傾向だったのが、ここ数年でまた増えてきているのです。銀行の個人向けカードローンの過剰な貸付が背景にあるといわれています。こうした自主規制が一般消費者にどういった影響を与えるのかは、今のところ不透明です。
しかし、今までのように気軽に利用することはできなくなるということは頭にいれておいたほうがいいでしょう。