お金がない時どうしてる?みんなの知恵や解決策まとめ

キャッシングの金利計算、本当にわかってる?計算方法を解りやすく

お金を借りるのに利息がかかるのはわかるけど、どうやって決まってるの?利息は実際どのくらいかかるの?お金を借りる為に必要な最低限の知識です。

ここを確認しないでお金を借りてしまうと、返済がいつまでも終わらない、もっと低金利なところで借りられたかも…と後悔するかも。

借入先により細かい条件などがありますが、全体の金利や利息について勉強し、なるべく安くお金を借りましょう。

金利って何?どのくらいかかるの?

金利とは、お金を借りた時に利息をいくら支払うかを決める割合のことです。利息はお金を返済する時に一緒に支払うお礼のようなものであり、金融業者にとっては、会社の利益になります。

また、金利は基本的に一年単位で計算されるので年率とも言います。

金利は年率なので、一日分の利息は以下のように計算します。

(元本)円×(金利/年)%÷365=(一日分の利息)円

よく言われるのが、利息はレンタル料という話です。DVDを借りる時はレンタル料を払って、そして返却日までに返しますよね。

DVD=元本 新作・旧作の区分=金利

レンタル料=利息

こう考えると金利の高低と、利息がわかりやすいのではないでしょうか。

新作・旧作の区分である金利の設定は各金融機関や消費者金融により異なりますが、賃金業法では下記の通りに定められています。

10万円未満 上限 年20%
10万円以上100万円未満 上限 年18%
100万円以上 上限 年15%

金利によって返済金額は変わってきますが、利息を計算する場合借入れ期間も計算しなければなりません。

例えば、50万円を金利18%で借りるとします。ちょうど一年で返済する場合、利息は9万円です。月々の返済では7500円です。元本も合わせた返済額は約4万5000円になります。

月の返済額を決めて返済する場合は、月2万円の返済にすると、32回(2年6ヵ月)で完済になります。この時の利息は約13万1000円にもなります。

当たり前のことですが、借入期間が短ければ利息も安く済みます。

元金:50万円 金利:18%

返済回数:12回 返済額/回:約4万5000円(内利息:7500円) 利息額:9万円

総返済額:59万円

返済回数:32回 返済額/回:2万円(内利息:返済回数によって異なる) 利息額:13万1374円

総返済額:63万1374円

また上記の上限を超えた金利で貸し付けを行っている業者は、違法な闇金融業者の可能性があるので、間違っても借りないようにしましょう。

安く借りるならどこ?

安く借りる方法を考える時にポイントになる項目があります。一つずつ確認していきましょう。

借入先により異なる金利

一般的に賃金業法に近い金利で融資しているのが「地方消費者金融」です。

銀行よりも審査が寛容な会社が多く、銀行や大手の消費者金融で審査に落ちてしまったという人も借りられる可能性があります。

ただ、他で審査に落ちている=不安要素もあるため、貸し倒れのリスクも考え、金利を低くしていないというところが多いようです。

次に「大手消費者金融」ですが、こちらの金利は大体3%~18%になっています。

1万円~最高800万円まで借りられる会社もあります。800万円借りるとなれば最低金利での融資になると思いますが、10万円未満でも金利が18%に抑えられるのはかなりのメリットですね。

そして「銀行」です。挙げた3つの中では最も金利が低く設定されています。金利が低い理由としては、自己資産が豊富で資金の調達が容易だからです。

銀行の金利は1%~18%で、上限金利15%前後のところが多いようです。限度額は10万円~が多く、1200万円まで借りられる銀行もあります。

ただ借りるだけじゃない!返済には方式があった

借入れを返済する場合、いくつか返済の方式があります。こちらは金融機関や消費者金融によって異なります。

一番多く利用されているのは「残高スライドリボルビング方式」です。

これは、毎月の返済額が残高に応じて変わっていく仕組みです。借入れから返済までずっと同じ返済額ではなく、返済残高が多ければ月の返済額も多く、少なくなれば月の返済は数千円で済むこともあります。

さらに細かく分けると「残高スライド元利定額リボルビング方式」「残高スライド元金定額リボルビング方式」などが挙げられます。

残高スライド元利定額リボルビング方式

スライドとついていますが、返済額が減っても毎月一定額を返済します。返済額の内訳はひと月の利息+元本です。

定額の返済なので、支払いの計画が立てやすいなどのメリットがありますが、返済額はまず利息に充てられるので、元本がなかなか減らず完済するまでに時間がかかるデメリットもあります。

残高スライド元金定額リボルビング方式

こちらは元利と異なり、毎月の返済額に利息は含まれません。その為、確実に元本を減らしてくれるので返済期間や利息も少なくできます。

ちなみに返済方式は各金融機関や消費者金融で決められているので、こちらで選ぶことができません。返済方式なんて聞きなれず細かいところですが、ここもチェックしておくと後々後悔せずに済むのではないでしょうか。

利息を抑えるにはもちろん返済期間も大切

トータルの返済額を安くするためには、金利の高低はもちろん、返済方式もチェック、とお伝えしました。更に返済までの計画・期間を考えることが大切です。

テレビCMなどで「初めてなら30日間利息0」というフレーズを耳にしませんか?これは大手消費者金融数社で行っているサービスで、契約日から30日間は無利息で借入れができます。

低金利という言葉にも惹かれますが、短期間で返済できるなら、実はこのサービスを利用するのが利息を安く抑えられる一番有効な方法なんです。

例えば、月初に10万円を借入れ、月末の給料日に一括返済してしまえば、元本10万円のみの返済でOK!利息は発生しません。

計算してみると、

10万円×18%÷365=49.3円(一日分の利息)

49.3円×30日=1479円(一ヵ月分の利息)

こんなに節約できてしまいます!

30日経過するまでに5万円返済すれば、30日以降にかかる利息は残額の5万円に対してのみになります。

つまり、30日経過するまでにたくさん返済した方が翌月以降の負担が減るということです。

また、金額が10万円より大きな金額でも短期間で返せるのであれば、大手消費者金融のサービスを利用するのがおすすめです。

反対に長期で借入れを考えている場合は、お話してきた通り、金利を重視した方がいいでしょう。

50万円借入れをした時の一ヵ月分の利息

金利18% 月7397円
金利16% 月6575円
金利14% 月5753円

金利が2%違うと、1000円近く利息が変わってきます。年単位で考えるとかなりの金額です。

金融会社によりますが、ホームページで借入れ金額に応じた返済シミュレーションができるので、返済計画の参考にするといいかもしれません。

以上のポイントから考えると、金利だけ考えれば銀行が一番低金利なので、トータルで支払う利息が安く済みます。

返済期間が短ければ、消費者金融を利用した方が得になります。

借入れ先ごとに利息を計算!

50万円を借り入れた時の、銀行・消費者金融ごとの利息を計算してみました。

銀行(返済方式:残高スライドリボルビング方式)

金利14% 月の返済額:2万円

返済回数 32回
利息額の合計 10万2880円
返済額の合計 60万2880円

消費者金融(返済方式:残高スライド元利定額返済方式)

金利18% 月の返済額:2万円

返済回数 32回
利息額の合計 13万1374
返済額の合計 63万1374円

月10万円の短期返済に過程すると以下のようになります。

銀行

金利14% 月の返済額:10万円

返済回数 8回
利息額の合計 2万4513円
返済額の合計 52万4513円

消費者金融

金利18% 月の返済額:10万円

(30日間無利息を適用しその間に10万円返済、残額40万円に利息がかかる場合)

返済回数 5回
利息額の合計 1万5685円
返済額の合計 51万5685円

比較してみると短期間で返済できる場合は、消費者金融の無利息期間を利用するのが得です。無利息の期間に多く返済できれば、残りの借入れにしか利息が発生しないので少し金利が高くても問題ないでしょう。

また消費者金融のいいところは、インターネットの申込みで即日審査・融資が可能なところです。ローンカードが不要な会社もあります。スピーディー・スマートに借りるなら消費者金融がおすすめです。

自分に合った借入れ先を探してみよう

以上が低金利でキャッシングする為のポイントになります。

何度もお話していますが、なるべく安くキャッシングする為には、金利だけでなく、返済期間や返済方式、自分に合った借入先を探すことが重要です。

すぐに借りたい!という方は調べる時間があまりないと思うので、ご自身で口座を持っている銀行や、大手の消費者金融の中から比較するといいでしょう。

一日分の利息を求める計算式はこうでした。

(元本)円×(金利/年)%÷365=(一日分の利息)円

今は返済シミュレーションという便利な機能があるので返済計画は事前に立て、無理のない借入れにしましょう。

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